メタボリックシンドロームと高脂血症
メタボリックシンドロームの診断基準のひとつ高脂血症。ここでは、高脂血症について紹介します。
高脂血症とは、血液中に含まれる脂質(中性脂肪やコレステロールなど)が過剰な状態を指します。日本では、約2000万人以上の方がこの高脂血症といわれています。男性は、40代・50代が特に多くて、女性は、50代を過ぎると増加していきます。
男性は、4人に一人、女性は、3人に一人の割合です。2000年の厚生労働省の調査によると総コレステロール値が220mg/dl以上の割合は、男性25.7% 女性34.1%です。
女性の場合、49歳未満までは、約25%未満なのですが、50歳以上になると急に増えはじめて、50-59歳で44.4%、60-69歳で45.1%、70歳以上で38.5%になります。 女性は、閉経後にコレステロール値が増えはじめます。
高脂血症の種類
■高コレステロール血症(悪玉コレステロールが高いタイプ)
血液中の総コレステロール値が高い(220mg/dl以上)タイプの高脂血症です。欧米化した食生活などが原因と考えられ 生活習慣による高脂血症の多くがこのタイプであると考えられます。
動脈硬化や胆石などの症状を引き起こす可能性があります。
■高LDLコレステロール血症
低比重リポ蛋白(LDL)といわれているコレステロールの担体が血液中に多く存在する(140mg/dl以上)タイプの高脂血症です。
■高トリグリセリド血症(中性脂肪の値が高いタイプ)
血液中にトリグリセリドが多く存在する(150mg/dl以上)タイプの高脂血症です。高トリグリセリド血症は、内臓脂肪型肥満の人に多くみられ日本人に多くみられる症状です。
高脂血症になりやすい人は、どんな体質なのか?
喫煙や動物性脂肪のとりすぎ、お酒の飲みすぎ、ストレスや運動不足などにより、血液中のコレステロール値が上昇した状態のことを指します。生活習慣病と深い関わりがあります。
食生活の改善や運動不足の改善などによって防ぐことが可能です。
■原発性高脂血症
先天的に脂質の代謝に異常があり 高脂血症を引き起こす場合があります。
また、遺伝的に血液中のコレステロールを処理することが低いため、高コレステロール血症になりやすい。
■続発性高脂血症
他の病気や薬などの使用によって起こる高脂血症のことをいいます。